ホテル


2015.10.24更新
タイの僧侶はホテルには泊まってはいけないという認識をタイ人は持っているようです。
戒律を調べてみても特に戒律違反ではなさそうなのでタイの一般常識としてそうなっているみたいです。
だから私はパスポート更新のためにバンコクへ行ってもホテルには泊まることなくバスターミナルや、バスや列車の中で寝ました。
でも何回かホテルに泊まったことはあります。
あるホテルでは「坊さんが泊まれる部屋はない。寺で寝ろ。」と言われて追い返されました。
あるホテルでは長い交渉の末に泊めてもらえました。
「近くの寺には知り合いがいないから泊めてくれと頼みにくい。」
「もう今日はバスがないから自分の寺に帰るのが難しい。」
みたいなことを言って泊めてもらえました。
泊めてくれるかどうかは従業員の裁量次第です。
ただ朝まで部屋から出ないように言われました。
坊さんがホテルの中や夜にホテルの周りをうろうろしているのは問題があるのだと思います。
別のホテルでは何も問われることもなくすんなり泊めてくれたこともありました。
受付の態度がおかしかったら素直に撤退したほうがよさそうです。
ホテルに泊まろうとしていた頃は真面目に普通に泊まれるものだと思っていたんですよね。
なんかそうじゃなさそうな感じだと気づきはじめたので今はホテルには泊まろうとしていないです。
ビザの更新やビザ関係の90日に一度の住所報告が県内でできることを知らなかったころは県外に行ってやっていたんですよね。
事情で日帰りできないこともあったんです。
普通は外泊とかは簡単に許可はしてもらえませんので勘違いのないようにお願いします。


タイ仏教出家僧侶ウィスッタスィーローのホームページ