長期出家の目的
2015.10.7更新
短期出家の話はここではしません。
長期出家の話をします。
宗教的な理由、例えば涅槃(ねはん)に行くためだとか、聖者になる、神になる、人々を救ってあげるためという目的で出家する人もいるとは思います。
ですが極めて少数かも知れません。
私の個人的な考えですが僧侶としての仕事ができるのなら、どんな理由や目的で出家しようと構わないと思います。
バイクが別に好きではなくても、バイクの整備が完璧にできるならバイクの整備士になってもいいと思うのと同じ理由です。
逆にバイクがいくら好きでも、整備ができないなら整備士になったらいけないと思います。
「ホームレスになりそうだからタイで長期出家したい。できれば死ぬまで。」と言う方とインターネットで会ったことがあります。
動機としては結構普通というか、よくあるパターンで何も問題ないと思います。
動機は問題ないんですが、その他の部分で問題がありすぎでした。
タイ仏教の僧侶は、膨大なお経を暗記して何も見ないで唱えられる、すなわち暗唱する必要があるんですが、その僧侶の義務を果たす気がゼロなんです。
タイ文字は読めない、タイ語は話せない、勉強する気もないのでは話になりません。
そういう人はタイで長期出家しようと思ってはいけません。
雨季で半年以内の短期なら仕事ができなくても許してくれる寺はあると思います。
タイ仏教の出家