日本仏教は本来の仏教ではない


2015.10.6更新
一般の日本人には誰しも仏教の知識が少しはあると思います。
タイ仏教を見たり語ったりする時は、日本の仏教の知識は捨ててください。
知識をリセットして、日本の仏教とは全くもって別宗教だと思ってタイ仏教を見てください。
日本仏教は大乗仏教で、タイ仏教は小乗仏教で全く別の宗教になります。
小乗仏教については別の言い方もありますが特にここでは呼び名にこだわらないことにします。呼び名に対する批判も無用です。
日本人には仏教の知識があるようでありません。
例えば仏教では肉食は禁止していませんが、これは日本人の一般的な仏教観とは異なります。
各国の仏教の僧侶はごく普通に肉を食べていますし、釈迦の死因の一番有力な説は豚肉が当たったと言われています。
日本の仏教は仏教ではないんです。
なぜなら日本の仏教は大乗仏教と言って、釈迦が亡くなった遥か後に仏教の新解釈として新たに作られた仏教とは違う新宗教です。
仏教を釈迦の説いた宗教と定義するなら、釈迦は大乗仏教を説いてもないし、認めてもいないので大乗仏教を仏教とは呼べません。
釈迦以外の仏が説いた可能性がないとは言えませんが、少なくと大乗仏教は釈迦が仏と認めた人が作った宗教ではありません。
そのような大乗仏教の知識しかない人は、仏教とはこうだああだと勝手な決めつけ思い込みの知識前提でタイ仏教を見たり語ったりすることはやめてください。



タイ仏教の出家