長期出家の要件


2015.10.6更新
まず長期短期に関わらず男性であること。女性は僧侶にはなれません。
正式な僧侶になるには20歳以上(20歳含む)である必要があります。
20歳未満でも出家は可能で小僧という低い身分でなら出家は可能です。
小僧は7歳ぐらいからなれると思います。
年齢に関わらず最初は誰でも小僧からスタートします。
小僧になったその日に正式な僧侶にしてくれる場合もあれば、一年間小僧をやらされる場合もあります。
長期出家しようと思う人の最低限の要件として、
・タイ文字がすらすら読める。
・暗記に自信がある。
があります。
これは仏教や寺の決まりでそうなっているわけではありませんが、タイ文字を読めないのに長期出家したいということは、足し算もできないのに税理士として働きたいと言っているのと同じです。
長期出家となると膨大なお経を丸暗記して、早口で息継ぎする間もほとんどない状態で唱えられるようにならないといけないのです。
それを出家前からできるようになってろとまではいいません。
ですが、最低限タイ文字をすらすら読める必要があります。
とりあえず意味は分からなくてもいいです。
複数の発音が考えられる場合はとりあえずその内のどれでもいいんですらすら読めるようになってください。
タイ文字がすらすら読めないとお経の暗記作業に支障が出ます。
誰かにカタカナなりローマ字でお経を書いてもらえばタイ文字なんて覚えなくていいじゃんと思う人もいるかも知れません。
しかし、わずかな文字とわずかな規則しかないタイ文字を覚えることと、膨大なお経を暗記して早口で唱えることの、どちらが簡単か考えてもらいたい。
タイ文字すらすぐ覚えられないような人は、天と地がひっくり返っても絶対にお経は覚えられないので、安心して長期出家の僧侶は諦めてもらいたい。
タイ文字は覚えられないが長期出家したいと言う人は詐欺師です。
求められている仕事をこなすつもりが全くない人間がその仕事につこうとするのはおかしいです。
次の要件はタイ語ですね。
身近に日本語なり英語を話す人がいて、その人経由で各種やり取りができるなら必ずしもタイ語は必須ではないかも知れません。
しかし長期に渡って協力してもらうことはかなり難しいのと、自分のタイ語能力不足のために長期に渡って周りに迷惑をかけ続けることは仏教以前に人間として間違っていないでしょうか。
お経はパーリ語でタイ人が聞いても意味が分からないので、タイ語が下手な人でもかなり救われるんですが、パーリ語とタイ語を交互に繰り返すお経もあります。
タイ語ができない場合は、タイ語訳を混ぜたお経を唱える頻度が高い寺に住むことが難しくなります。
発音が悪いタイ語を聞かされた周りの人は笑いをこらえるのに困るので、タイ語部分のお経は正しい発音である必要があります。
発音が悪いとタイ語のお経のはずなのに全然意味が分からない。何言ってんだこいつとなって仕事ができない僧侶になってしまいます。


タイ仏教の出家